シャヲログ ~アイスクリーム?チョコレート?ナニがイイ?~

東京は中央線ユーザーのシャヲル2人が、ゆるゆるとSHINeeを愛でるブログ。

世界が輝きはじめた日 SHINeeデビュー10周年

夕刻。オレンジ色の光が射す中をタンポポの綿毛が気持ちよさそうに舞っていた。あたたかくて、やさしくて、うつくしい風景。

 

SHINeeと出会った日もこんな風景を見たな、と思った。

 

 大学時代、ヨンちゃんという韓国人留学生と仲が良かった。K-POPなんて言葉すらなかった頃だったけど、私はYouTubeで韓国アイドルの曲を探しては聴いていたりして、そんな趣味を理解して相手にしてくれるのはヨンちゃんだけだった。

ある日、ヨンちゃんの家に遊びに行って、炊飯器で作ったというかぼちゃの蒸しケーキを食べながら、他愛もない話をしていた。お腹がいっぱいになってきた頃、ヨンちゃんが「そういえば昨日、お豆ちゃんの好きなSMエンタが新人アイドルのMVを公開したよ。みた?」と聞いてきた。みてない、と言うと彼女は、え、じゃあ、みなきゃだよとYouTubeで検索して再生ボタンを押す。

それがSHINeeのReplay。私と彼らとの出会いだった。

今では何を見てもかっこいいとか、かわいいとかしか言わない私も、最初ReplayのMVをみたときは特に感動したりハートを射抜かれたりしたわけではない。若くて垢抜けない子達。ダンスも歌もうまい。大人っぽい曲を歌うんだな。とか、なんでこんなに眉毛が太いんだろう。とか、そんなことを思ってるうちに気がつけば動画は終わってしまって、ヨンちゃんはあまり反応の良くない私を見て他の動画を見せようとマウスを動かした。だけどその時、私は何を思ったか「ヨンちゃん、今のもう一回みたい」と言ったのだった。

言い表せない何かにグッときたんだと思う。それから何度もReplayを再生していた。初めはSHINeeについての説明をしてくれていたヨンちゃんは途中で飽きて、ソファに寝転びながら漫画を読み始めた。

 

 

 

夕刻、アルバイトに向かうためにヨンちゃんの家を出て、線路沿いの道を歩きながら、さっきの動画とヨンちゃんから教えてもらった情報を頭の中で反芻していた。若い子がてみん、ダンスがうまい。あのヘルメットみたいな髪型がダサくてかわいい。じょんひょんって子が一番カッコよかった。歌も上手。1人東南アジア系の顔立ちの子がいたな、韓国人ぽくない。あとの2人はちょっと見分けるのが難しそう。まゆげ太いし前髪も似てる。だけど一人はまるでアイドル感がないな。とか。

 

そんなことを考えながら、なんだかよく分からないけどこれから彼らのことをもっと好きになる予感がしてワクワクした。次第に歩くテンポも早くなる。だんだん西陽が強くなってきて白いスニーカーがオレンジ色に染まっていく。新宿方面行きの中央線が走り抜けて、線路沿いに咲いていたタンポポの綿毛が一気に空に舞い上がった。あたたかくて、やさしくて、うつくしい風景。

 

 私の世界が輝きはじめた日だ。

 

あれから10年がたった。あの時の予感は間違いではなく、私はあっという間にSHINeeのことが大好きになった。飽き性なはずなのに今でも大好きだ。 

ここまで、いろんな事があった。SHINeeにも私にも。だけどすべてをひっくるめて、一緒に歩んでこれて幸せだったと思う。一緒に泣いて笑って喜んだ幾多もの瞬間はいつまでも忘れないし、これからどんな道であろうともSHINeeと歩む日々は私の生涯の宝物となっていくんだろう。ああ、SHINeeが大好きだ、ほんとに。

 

10周年おめでとう。これからもみんなで一緒にいようね。永遠なんてなくても、ずっと、ずっと。

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お豆

 

 

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